ホスピタルフットボール協会は、病気の子どもとその家族を支援する活動を行っています。
ボランティア先進国カナダのように、病気の子どもひとりに30人のボランティアがついている状態を作ることを目指しています。
アメリカンフットボール(*)を活用して二つの活動を行なっています。
①ホスピタルフットボール 01
全国で「病気の子ども」と「その家族」を支援するボランティア団体のために行う
募金活動。チャリティ試合。
②ホスピタルフットボール 02
病気で入院している子ども達と外の世界を繋ぐ活動。
(*)アメリカンフットボール・フラッグフットボール・車いすアメリカンフットボール・タッチフットボール 等
2020年の新型コロナ感染拡大によって、小児病棟内での活動が停止。今も再開の目処は立っていません。このため、私たちはアメフトのボードゲームを独自に開発し、そのゲームを、小児病棟に入院している子ども等、病院の外にいる子ども達に無償で提供してきました。
それだけではなく、2023年4月にFirstdown Projectを立ち上げました。このプロジェクトは、病気で入院している子ども等、地域で活動する子ども等をつなぐための活動です。
具体的には先ず大阪市港区にフラッグフットボールのチームを作りました。
そして、毎年9月に行われている小児がん啓発キャンペーン”GLobal Gold September Campaign”の最終日に、大阪市港区にある大阪市中央体育館(Asueアリーナ大阪)で、港区で作ったチームと近畿圏内の小学生チームを集めて、小児がん啓発のためのチャリティー試合「ファーストダウンボウル」を行いました。
そして、チャリティー試合終了後に”GLobal Gold September Campaign”の最終日イベントである大観覧者のライトアップを行いました。
以上詳細につきましては、私たちNPO法人ホスピタルフットボール協会が関西・徳島地区で企画実施した”Smail Action in KANSAI & TOKUSHIMA"専用ホームページをご確認ください。
カナダの病院のベースにある考え方は、病院は市民の協力があってQOLが向上するということです。
「ファミリーセンタードケア」といって、患者と家族を中心にした医療が徹底しています。患者経験者が「ファミリーアドバイザー」という役割を担い、自分たちの経験をもとに病気の子どもとその家族を支援しています。
ボランティアは自ら積極的に動いています。病院の中にきょうだいのためのプレイルームを作って、そこに保育士をおいたり、そのための資金集めを専門にするボランティア団体があったりと、日本では考えられないほど様々な役割を持ってボランティアが活躍しています。
日本では入院している子どもとその家族の入院生活を、きめ細やかにお世話するまでには、至っていません。
長期入院が必要な子ども達は、通学していた学校から、院内学級に転校しなければなりません。
友達との関係が切れてしまいます。
高校生以下の子どもは小児病棟に入れないので、友達はお見舞いに来ることができません。
入院している子ども達にとって、最も辛いことは、病気や治療ではなく、変化の無い毎日が暇なことです。
定期的に訪れる遊びのボランティアの活動を楽しみに待ってくれています。
残念ながら、昨年の新型コロナの感染拡大により、病棟内での活動は停止したままです。
しかし、全国のボランティア団体は、孤立する子ども達と家族のために、病棟に工作のキット、遊び道具、DVD、生活雑貨等を届けたり、オンラインで絵本の読み聞かせをしたり、それぞれ工夫を凝らした活動を行っています。
日本の病院ボランティアは、1963年に大阪市にある淀川キリスト教病院からはじまりました。病院ボランティアと私たちの活動をご理解して頂けるようにビデオを作りました。
アイオワ大学のキニックススタジアムの隣には、大きな小児病院が建っています。
入院している子ども達は、その最上階から試合を観戦することができます。
第1クオーター終了時にプレイヤーと観客は、病院の最上階にいる子ども達に向かって手を振ります。
2023年9月1日・3日 アイオワ大学と比べると遥かに小さなイベントですが。
大阪府吹田市のアメリカンフットボール専用スタジアム「MKフィールドエキスポ」から、少し離れた場所にある、大阪大学附属病院に入院している子ども達に光のエールを送りました。